11月パソコン出荷、5%増、ウィンドウズ7特需で3カ月連続プラス

電子情報技術産業協会(JEITA)が24日発表した国内パソコン出荷実績によると、11月の出荷台数は前年同期比4.8%増の67万3000台と3カ月連続で前年実績を上回った。昨秋以降の世界同時不況の影響で出荷台数の減少が続いてきたが、米マイクロソフト(MS)が10月22日に発売した基本ソフト(OS)「ウィンドウズ7」効果が市場を牽引(けんいん)している。

  [フォト]「ウィンドウズ7」の販促に協力するウルトラセブン

 出荷の内訳は、デスクトップ型の出荷台数が9・1%増の20万2000台、ノート型は3・0%増の47万台だった。パソコン全体に占めるノート型比率は69・9%となった。

 JEITAでは「個人向けでは新OS搭載機の販売が好調で、年末商戦に向けて出荷が増えている。法人向けでもようやく前年並みの水準に戻ってきた」と分析している。

 一方、10月に16カ月ぶりに前年割れから脱した出荷金額は、9・0%減の657億円と再び減少に転じた。

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